2024年7月現在の90㎝プレコ水槽の状態を報告したい。
まず、魚達は元気。
全員爆食いでよく泳ぎ、最近では水槽前面にでてきて餌をねだるなど、プレコらしからぬこともする。
魚が大きく成長するのはプレコ飼育の醍醐味の一つであり、今年はそれを実感できる年だと思った。
さて、本題のレポートに入るが、静岡からワイルド個体のプレコ達が来てから、もう3年になる。
90㎝プレコ水槽の仕様
現在もエーハイム2074で外部濾過をしており、サーキューレーターで強い水流を24時間当てている。
気を付けている点はフィルターの吸い込み口にスポンジをかまして毎日交換すること。
そうすることで中身の見えない外部フィルターを出来るだけ綺麗に保てる。
水流サーキュレーターはNewaの一番強いやつ1基で落ち着いた。
向きは底面に向けるより、やや上からサイドに当てる。
壁に反射させる方が水流をコントロールしやすい。満遍なく水流を回して止水域をなくして糞を一カ所に集めるにはシンプルな水流がよい。
底砂に関して私が病になったのもあって、メンテナンス性を優先して水槽の底砂は撤去している。
ただ、最近は視力が戻ったのもあって細かい水槽管理ができるようになった。
近い将来に底砂は敷く計画だ。
60㎝プレコ水槽の様にアマゾン川源流の白砂でも良いのだが、この水槽は自然な感じの砂利系にしたい。
最近ADAから発売された白系の小さめの砂利を敷きたいと思っている。
自然な感じな眺めにしたいので砂利を使うなら混ぜて使うかもしれない。
ただ、最も有力なのは源流白砂一択に予想されるだろう。
メンテナンス法
ここ数年の飼育スタイルは毎日10%程度の換水と糞掃除。
強い水流が基本なので当然サーキューレーターの吸い込み口のメンテナンスも重要。
水換え
水換えの内容はカルキを抜いた佐賀市の水道水を使っている。
pHは7未満を目安にしており、特別な添加剤は入れてない。
まあ、気分でブラックウォーターやビタミン剤など入れるときがあるが、換水は毎日なので殆ど添加している意味はない。
余談だが、2年間放置していたレッドシーのブラックウォーターを入れても水が茶色にならない。
賞味期限内だが、腐って効果がなくなったのか元々なのか。
やはりブラックウォーターはアズーのトリプルに限ると思った。
雨季の時期の水換えで魚がよく死ぬというのを聞くが、実は水道水に含まれる雨季の時期に入れる薬剤に問題がある。
これらはカルキ抜きでは抜けなく、人間に対しても健康被害がある。
民営化され売国された日本の水道はフランスの企業が支配している。
これも敗戦国ゆえに戦後は実験大国とされた日本の現状だろう。
プレコの状態
最初10cmもなかった個体だったが、今では20cm以上になった。
大きくなったスカーレットトリムプレコの2代目と3代目トリムちゃん。
10㎝程度だった2代目と3代目スカーレットトリムは正確に測ってないが25cmにはなったと思う。
度胸も付いてきて、夜20時になると水槽前面に出てきて餌を催促する。
ミズタマンは相変わらずの大きさだが、L24だけ大きくなっていることをみると、普段から餌爆食いなのが影響していると思われる。
やはりプレコは餌を大量に与えて水流を強くして適度な大きさの水槽で土管を置くことが大きく育てるコツか。
この水槽には3代目も入れて二匹のL24がいるが、どちらも飼い主が近寄ると水槽前面に出てくることが多い。
ロイヤルプレコは人懐っこいが、何代か飼育してみてスカーレットトリムも人に懐く種であるといえる。
この小型プレコは度胸がある。
L24にも屈しないキングロイヤルは相変わらずヤバイ魚だ。
信念がある。
最近は話題にでないオレンジだが、実は陰で餌を爆食いしていた。
太り気味なので水流を強めて運動させる。
ミズタマンやオレンジも相変わらず元気だが、大きさはここ一年は現状維持というところ。
多少は大きくなったのだが、L24トリムが餌を先に爆食いするので餌が足りてない可能性がある。
それでも痩せておらず、食べているところを稀に目視で確認しているので特別な心配はしていない。
ただ、これ以上大きくなると120㎝水槽でないと対応できなくなる恐れがある。
この辺が大きくなってほしいが現状維持でも有難いという複雑な飼育心境だ。
餌
食事は毎日20時に与えている。
理由はその時間になる問魚が餌を強請るから。
買ったショップでも20時に給仕をしていると聞いた記憶がある。
20時を体内時計で餌の時間と認識して習慣化してるか、DNAに20時に食事をとりたくなるのかは不明だが後者が有力。
日本と南米の時差を計算してそう思った。
問題点
90㎝プレコ水槽の今後の課題点。
フィルター問題
最近では外部のメンテナンス性の悪さに加えて、うちの環境はサーキュレーターが別途あることで、外部を選択するメリットがなくなってきている。
故に近日中に上部式に替える予定だ。
土管問題
今より大きなサイズの土管は入手性が悪い。
自作の必要性が出てきたというのが最近の悩み。
まあ、何もシェルターは土管でなければいけない訳ではない。
石組や流木を駆使して隠れれる環境を目指してもいい。
底砂問題
一年以上前に津軽シンセープレミアムという底砂を一度入れていた。
その時の書きかけの記事があったので改変して記載しておく。
この津軽シンセープレミアムという砂はストーンディーラーシンセーという会社が販売している製品だ。
この会社はサンゴ砂/大磯/流砂/ブラックホール等も扱っており、ホームセンターなどでもよく見かける。
津軽シンセープレミアム
南国砂や佳紗のパッケージに印刷されている人間のイラストは、情弱がよく使うフリー素材ぽくて糞だが、プレコの絵が可愛らしい。
津軽シンセープレミアムを撤去
一度90㎝プレコ水槽に入れた底砂の津軽シンセープレミアム。
撤去した理由は、砂の色が餌の色と被ったせいか、食べ残しが多くなったので撤去。
砂粒の形状が丸くて尖っていないので、プレコやコリドラスに安心して使える底砂。
水質も弱酸性をキープして変化がなかったので好印象。
家の945水槽環境では餌の食べ残しが出るが、単独飼育の636水槽など小型の環境では魚も餌を見失わずに使える底砂だ。
機会があれば使っていきたい。
底砂に関しては、アマゾン川源流の白砂の様なサラサラで比重が重い砂が私の好み。
その方が現地の底砂っぽいイメージがあるので。
あとがき
本当に久々の更新になる。
3年前に発病した眼病も治療の甲斐あって落ち着いた。
お陰で今では毎日綺麗な魚を鑑賞することができている。
支えてくれた仲間と妻に感謝したい
プレコに適した自然な環境作りは徹底する必要はない。
理由は必ずしも故郷の環境が一番とはならないから。
例えば宇宙人が人間を捕まえて飼育するときの話を例としよう。
淡水魚飼育でも同じことが云える。
水流を強くするのは成長促進と肥満予防を目的とした運動である。