常時表示される青いLEDはAQUAGEEKの特注品 pHモニターFUKUROWII 淡水海水両用
上記の有名なpHモニター「FUKUROWII」は、株式会社ハートトレードという会社が輸入しているpHモニター。
これは福岡のネオウェーブへスイカを買いに行ったときに店頭で見て欲しくなって買った初pHモニターだ。
このFUKUROWII。最近まで正常だったんだけれど、最近様子がおかしい。
pHモニター不良の症状
2点校正は基本もスパンもできるのだが、実際水槽に入れるとpHが低く表示される。
最近買った高精度のAPERAのpHメーターとマーフィードのpHメーターは同じ表示。
FUKUROWII だけが違う状態。
pHが0.4~0.5低く表示される。
流石に0.4違うと使い物にならない訳で、淡水/海水モードを替えたり機器をリセットしたり新品未開封の校正液で何度校正しても駄目だった。
公式で推奨される校正液7.0/4.0を使用。
症状からして恐らくセンサーの品質問題ではないかと思った。
まあ、pHモニタリングの機械としては玩具みたいな価格なので、この値段で耐久性あるセンサーは搭載できないだろう。
然し、僅か三カ月で壊れるとは寿命が短すぎないか。
というか、中華製のガラス電極の寿命は1~3カ月だからそんなものかもしれない。
最強と思っていたpHモニターのFUKUROWII 。
最初は正確に測れただけに、残念。
ただ、FUKUROWIIは非常にデザインと視認性がよく消費電力も低いので、センサーを高精度で高耐久なものに替えても利用し続けたいと思う。
有名どころでいくとAPERA製とか。
APERAの電極は良い。品質が中華製とは別次元だ。
実は狂っていたFUKUROWII。
この時はpH5.5に合わせていたが、実はpH5.0前後だったという。
水質測定器で当たり外れは遭ってはならなく、この誤差はあり得ない。
色々やり取りしてメーカーで修理してもらうことに。
一応、購入店であるCharmの指示に従い、メーカーから連絡を待った。
連絡してきたアクアギークのサポート担当の人間は相当詳しく、熟練した知識でサポートというより開発者とやり取りしているような感覚だった。
pHモニターの不調の原因は、どうやら機器を揺するとpH表示が激しく変動するところが怪しいらしい。
原因は基盤かセンサーの故障ではないかとのことだった。
色々やり取りしてメーカーで引き取って修理してもらうことに。
それで発送から僅か1週間も経たない内に修理完了連絡が入る。
結局は基板交換とセンサーも怪しいと云うことで新品のセンサーも提供してくれた。
こういうサポートがあると消費者は信者と化して金を落としたくなるものだ。
だがしかし、昨今の日本では考えられない前向きな姿勢とプロ意識が感じられたので逆に怪しいと思ってしまった。
取り敢えず、実際修理に出して直ったら評価しようという心がけが人生経験を積むのには大切なことだ。
アクアリウムでよくあるのが、最初はアクアメーカーの測定器具を使うのだが、所詮は玩具みたいなもので精度が信用ならない。
故に精度に納得いかず、最終的に実験器具を専門に開発しているメーカー品を使うようになることが多い。
水温や水質は誤差があるとちゃんとした飼育データが取れないばかりか、魚が死んだときに原因が判らず飼育者として成長できない。
故に故障や誤差は許されない。
貴重な経験を確実にフィードバックしたいからだ。
修理から帰ってきたFUKUROWⅡ
無事に修理から帰ってきたFUKUROWII。
校正と調整もしてくれたそうで、早速90㎝プレコ水槽へ設置。
確かに前回より症状はよくなっているのだが、肝心のHは±0.2~3の差でモニタリングしてくれている。
メーカーでは正常値を確認していると云っていたが、これではメインのpHモニターとしては使えない。
正直、APERA製が精度が高すぎるのかということも考えられるが、このFUKUROW2も不具合が多々確認される製品でもある。
センサーを新品に交換してダメならセンサー自体の品質が低いとしか考えられない。
それを見抜けないメーカーは何なのか。
このままではラチが明かないので、自腹で高感度センサーを用意してつなげてみることにする。
許されるのは±0.1pHまでだ。
何故、私がそこまでpHに拘るかというと、病気にかかったことがないうちのプレコ水槽の管理方法に理由がある。
その話は別記事でするが、今回はあくまでpHモニター FUKUROW2の故障の記事だ。
違うpHモニターを買ってみる
pHモニターはサンゴ育成などの海水で使われるのが多いが、我が家ではプレコ水槽にpHモニターは必須である。
実はスイカ水槽用にニッソーのpHモニターも欲しいのだが、あちらも不良率が高そうなので躊躇している。
FUKUROW2をもう1個買ってもいいのだが、今回の件もあるし個人的にはセンサーの品質が中華っぽくて怪しい。
時間は有限だ。
色々な製品を使って経験を積みたいとも思うので、他社製を購入することにした。
気になるpHモニターは、ボルクスジャパン WQMコンパクトモニター PHモニター3。
それとAIネットのpHモニター P-2。
AIネットのP-2が品質が高そうだったので購入した。
FUKUROW2の異常原因はセンサーの品質だった
検証としてAIネット P-2のセンサーをFUKUROW2に繋げた。
公平性を証明するためにフクロウの校正液で校正して90㎝プレコ水槽へ突っ込む。
すると正常値がモニタリングされた。
3点校正した精度の高いAPERAのメーターでPH60では、pH6.58を平均マーク。
まあ、差は±0.1の範囲としよう。
FUKUROW2の異常原因はセンサーの品質だった。
実はpHモニター側も怪しいFUKUROW2
実はpHモニター側も怪しいことが検証結果で分かった。
それはFUKUROW2検証結果は下記4パターンが確認されたからである。
- FUKUROW2でFUKUROW2のセンサーを校正するとズレる。
- FUKUROW2でP-2のセンサーを校正するとズレる。
- P-2でP-2のセンサーを校正するとズレない。
- P-2でFKUROW2のセンサーを校正するとズレる。
要は、正常なセンサーを繋げてもFUKROW2で校正するとズレる。
これはFUKUROW2がちゃんと校正できていないことになる。
それかP-2のセンサーはFUKUROW2には適していないと云うことも考えられる。
まあ、いずれにせよ、新品と聞いているFUKUROW2のセンサーが役に立たないことには違いないだろう。
メーカーは一体どういう修理と確認をされたのか。
対応は有り難かったのだが、診断力がないといわざるをえない。
ただ、別のPHモニターで校正済みのセンサーをFUKUROW2に繋げて使うと正常なのでモニター自体は使える。
一応、半日経っても正常値をキープしている。
この検証結果をみて、更に品質と精度が高いであろうAPERAのダブルジャンクション仕様のBNCセンサーを追加購入した。
FUKUROWで使うセンサーにしようと思ったためである。
これはAPERAサポートのテレフォンお姉さんにアクアリウムのモニター用でオススメされた製品だ。
pHモニターはセンサーが命である。
APERAのセンサーが来るまではP-2に FUKUROW2のセンサーを付けてスイカ水槽にでも突っ込んでおく。
スイカ水槽はpH5.0で合わせているが、 FUKUROW2のセンサーでは相変わらずpH4.5付近で表示されている。
どちらのモニターで何度校正してもFUKUROW2の純正センサーはバグっていた。
今後FUKUROW2にはAPERAのセンサーを繋げて使おうと思う。
APERAのセンサーが届いたらP-2センサーはP-2に戻そうと思う。
その際は、また記事にする予定だ。
初めまして。
校正についてなのですが、
モニターに合わせて校正液を変えなければならないのですか?現在使っているニッソーの物はpH7.00、4.00、10.00
の三種類の校正液なのですが例えばですがPH6.86、4.20.
9.89なのど校正液を使っても大丈夫なのでしょうか?
基本は使う機器の説明書で指示されているものを使います。
指示がない場合、原則としてpH7.0基準値を合わせるのに、校正液は7.0と6.8の2種類あって、そのどちらかを選ぶ。
3点校正の場合、pH4.01/6.86/9.18がおすすめです
追加失礼します。
ニッソーの物にAperaの電極を取り付けたい場合
P-2で1度Apera製電極を校正しその電極をニッソーの物に取り付けるといった形で取り付けする方法で合ってますでしょうか?
センサーとモニターが正常品なら校正時の組み合わせは関係ないです。
安価なものはクソ製品率が高いので、校正がズレる場合はセンサーを疑います。
Aperaでも工業製品なので偶に変なやつが混入してます。
外れのクソセンサーは大体2週間で数値がズレてきます。
公式の楽天市場ではなくAmazon.comで買うのをお勧めします。
理由は、一か月無償で返品交換できるから。
返信遅れてすいません。