今回のミズタマンレポートでは解決した問題を主題にします。
先ずは45㎝プレコ水槽の現在環境が以下。
■平均 水温28℃
pH 7.2/TDS70/NH3/NH4 0/NO2 0/NO3 10ppm
上部フィルターの中はキャビティとサブストが大半を占める。
ろ材コンテナの中身は3部屋あって真ん中の部屋が一番大きい。
ちなみに濾過の流れは以下である。
■濾過の流れ
キャビティ→ウールマット→活性炭→サブスト→キャビティ
ウールマットはコトブキの薄型をカットして使っている。
新品へ交換サイクルは1週間と云った感じか。
このウールマットは、60㎝x10枚を300円程度で購入している。
45㎝にカットすれば15回分ある。
ろ材コンテナの上段にウールマットを敷いて、その下に自作の活性炭マットを入れている。
活性炭のお陰で水槽の臭いは一切しなく、無臭といっていい。
非常にローコストではないだろうか。
他の上部フィルターや外部フィルターにも使えるので是非お勧めしたいアイテムだ。
pHや臭いの問題は水替えを毎日5リッター行うことで餌大量でも解決された。
今では2日に10リッターを換水する目安で状況に合わせて行っている。
毎日5リッターの日もあれば、2日おきに10リッターの日もある。
汚れ具合の目安ではあるが、ウールマットは1~2週間、活性炭は2~4週間毎に交換している。
夏場は昼間の水温が高い
日中昼寝して寝起きで風呂シャワーしてたら水槽からアラームが鳴った。
それで慌てて水槽を見てみると水温が29℃を突破していた。
直ぐに水槽の蓋を開けてエアコンを入れて温度を下げた。
まあ、常時28℃なのでミズタマンにとって29℃なんて何ともない温度なんだけど。
一応警報監視システムが正常に動くことは確認できた。
何で慌てて水温を28℃に戻したかというと、かなりアラームがうるさいから。
これは寝てても気づくレベルで安心だ。
日本ではプレコ水槽の適正水温は26~28℃というのが一般的だろうか。
まあ、ブラジルの夏のネグロ川なんか水温32℃超えるらしいし、7月などの真冬は15℃まで低下するそうだ。
因みにブラジルのアマゾン川のpHは5.0が多いが、日本のpH5.0とは水質の内容が全然違うよ。
水質にはpHや硬度以外にも質や癖のような数字や目では見えないものもあるからね。
ただ、我々はプレコを日本国内で飼育しているので、現地の水や土を持ってくるは無理な話だ。
故に、日本の水で出来るだけ生体に負担が掛からぬよう、色々考察して現地に近い環境のシステムを作ろうとする。
昨今、日本のインターネットはビジネス目的で使われることが殆どだ。
飼育について調べようとすると、嘘や古い情報の似たようなテンプレサイトが乱雑する。
質が悪いことに、それらは徹底的にSEOを意識して作られている。
故に、有益で正直な経験談がある古いサイト達はGoogle検索に引っかからなくなった。
さらに悪質なのは他者よりも注目を浴びるために、嘘や必要ないことを付け足していたりする。
日本人に多いのだが、そういう人間を我々はタンカーと呼んでいる。
まあ、あれだ。ポテトチップス自作するとき、湿気を抜いてから揚げないと失敗すると普通に偉そうに云っているようなものだ。
私もヒカキンも、芋を輪切りにしてある程度は濡れたまま揚げてもちゃんとカリカリになったぞ。
取り敢えず、水槽の蓋と上部フィルターの蓋を開けてエアコンを付けた。
この水槽は一階吹き抜けの階段の踊り場に置いている。
家の中では暖かい場所だ。
ミズタマンの行動に変化が
スーパーブラックドラゴンスタークラウンのミズタマン。
漆黒の色彩と細かいスポットが美しいコロンビア産のレポラカンサス属。
私の飼育意識が改善してからミズタマンは最近さらに懐いてきた。
魚って結構頭が良いし、社会性があり感情も記憶力もあることが近年解明されてきたのは記憶に新しい。
まあ、愛情を持って飼育している人は昔からそんなこと解っていただろうけれどね。
最近は、メンテナンス時に私の前でスポンジフィルターに襲い掛かってアピールしてきたりする。
愛くるしい目からは想像できない速攻の回転体当たりをする。
このプレコは、私が飼育しているプレコの中で攻撃力はナンバーワンだ。
スポンジフィルターのエアチューブを掴んでやや浮かしたりすると反応する。
縄張りは土管で、近づくものは排除しようという考えのようだ。
今回特別にミズタマンがスポンジを攻撃している動画を短編ではあるが編集した。
プレコ育成には綺麗な水が良い話
トリム作りは水作り。
水作じゃないけれど、私は同じようなスタンスで飼育している。
プレコを健康に育てるシステムに総じて云えるのは綺麗な純水を用意すること。
これはドイツのプレコファームの成功者が20年以上前から云ってきたことで、自然水ではない民間水道水には殺菌灯が必要と彼らは輸入業者にアドバイスしていた。
事実、海外でブリードしている人達の間では殺菌灯は常識だ。
国によっては水道水に菌やら寄生虫が多数混ざっている場合もあるので、お国事情があるかも知れないが家庭飼育する人は殺菌灯は必須かもしれない。
それに比べて日本の水道水は透明で綺麗。
しかし、透明な水は中身も綺麗ってワケじゃない。
殺菌灯とは関係ないが、特に日本の水道水は透明度が高くても中身は科学物質の毒水とも云われている。
あれだ。肉を綺麗な赤身に見せるために化学物質を注射している事例が似たようなことだ。
まあ、目で見えるものしか見ようとしない現代人の特徴が表れていると云うことだろう。
話は逸れたが、殺菌灯については60㎝プレコ水槽に導入したいとは前々から考えている。
ただ、システム的にどうなのかと現在は悩んでいます。
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