今回は60㎝プレコ水槽のレポート記事になります。
この水槽はスイカとキチガイグラミーが生息する60cm水槽。
今回、スイカの為に面倒臭いメンテナンスになるのを覚悟して底砂を入れました。
その辺を中心に記事にしたいと思う。
先ずは、いつもの簡単な飼育環境。
この水槽はpH5.0、水温28℃
設備はエーハイム2213外部がメインのフィルター。
サブでスポンジフィルター LSS研究所 LS-60Sをエアーポンプ水作 水心SSPP-2Sで使用。
チューブを分岐して、いぶきのセラミックエアストーン直径23×100♯100も設置している。
飼育方法を激流にしているので水流サーキュレーターとしてSICCE水流ポンプVOYAGER NANO STREAM PUMP2000を設置している。
60㎝プレコ水槽に底砂を敷く
検証も含めてアマゾン川源流の白砂を底砂に使用してみた。
この水槽は激流である。
しかも糞の多いロイヤルプレコ水槽である。
外部フィルターととサーキュレーターで激流なので砂が偏る。
だが傾斜が自然についてイイ感じで、スイカが砂をよく巻き上げるので汚れも一カ所に自然に集まる。
ベアタンクは確かに楽なのだが、細かい砂に変えてからスイカが掘りまくる。
そう、スイカが掘って掘って掘りまくるのだ。
メンテナンスは凄く大変になったが、プレコが喜んでいるし調子がいいので、この水槽は底砂を敷き続けようと思う。
砂が細かいので雪のように降り積もり、体表についていることがあるが、そのうち綺麗に落ちている。
流木の下に居るのがスイカ。
プロホースで糞を砂ごと吸い取っているのだが、茶こしに濾過させて捨てているので配管もつまらない。
砂の比重も重いので思ったより舞い上がらない。
それでも一応、フィルターは細かい砂を吸い込むので、短いスパンでメンテナンスが必要だ。
まあ、何よりもメンテナンスが面倒なことを理由にベアタンクにはしたくない。
砂を敷いたのでストレーナースポンジを設置。
エーハイム2213にはマツダのストレーナースポンジが丁度良い。
ヨドバシ通販で買うとCharmより安いしプレコ水槽には必需品。
ただ、これでも砂は吸い込むので3日に1度くらいのフィルターメンテナンスは必要になる。
この程度の砂ではメンテを怠らない限り、インペラーに絡むとかはない。
60㎝プレコ水槽の水質は酸性をキープ
スイカが生息する60㎝プレコ水槽の水質はpH5.0をキープさせている。
エーハイム 2213の中身に入っているメインろ材。
ろ材コンテナの中身、下から=青スポンジ/サブスト&ゼオライト/パワーハウスカスタム/ウールマットという順番で入れている。
この水槽で使う濾材は、ZOOXスポンジとキャビティに少しずつ入れ替える予定。
理由はフィルターを軽くしたいから。
それと将来はブラックウォーターにしようと思っている。
その際に吸着濾材は良い成分も吸着してしまうので気をつけたい。
pHは酸性寄りになる。
これはゼオライトとパワーハウスのろ材は水質を酸性に傾ける力があるから。
足し水してもpH5.0丁度をキープしているので、濾材の力でキープしている。
特にゼオライトの弱酸性に傾ける力は大きい。
手っ取り早くプレコ用の弱酸性の軟水を作りたい人は、是非ゼオライトを試して欲しい。
画像のpH5.34という数値は、1週間経過後にゼオライトとパワーハウスを少し捨ててZOOXスポンジに入れ替えた結果。
その結果、pHが0.34上昇した。
これがろ材でpHを自由に調整する方法なのか。
コツは確りとバクテリアを定着させること。
その後、サブストとゼオライトを完全に捨てて、90㎝プレコ水槽で使っていたキャビティとZOOXスポンジに入れ替えた。
するとゼオライトを捨てたのでpH6.0に戻った。
ここで中性であるpH7.0付近に戻らないでpH6.0をキープできているのは、パワーハウスカスタムよりもモスピートの力が大きい。
酸性にする危険性とpHモニターの重要性
水質を極端な酸性に傾かせる理由は、殺菌効果の期待と魚の色揚げ効果である。
酸性になると魚が粘膜を多く出して発色がよくなる。
ただ、酸性飼育はリスクが大きい。
それは水質悪化で一気に強酸性になることがあるからだ。
急なpH降下を見逃してしまうと事故になる。
故に常時pHを監視して成り立つ飼育方法である。
故に、通常設備ではとてもお勧めできない飼育方法だ。
この飼育方法にはpHモニターが必須であり、pHを常時監視することが絶対条件。
目安はプレコの故郷である南米ブラジル ネグロ川のpH5.0をデッドラインにする。
pHモニターを設置し、pHの急激な変化を見逃さないのが鉄則だ。
pH(水素イオン濃度)というものは、飼育下では水質悪化により急激に下がる。
pHが下がる原因は、飼育数が多かったり餌のあげすぎ等様々だ。
こまめに水槽の掃除や水替えをしていれば水質は維持できるが、低床やフィルターに溜まったゴミや不純物が蓄積されると一気に下がることもある。
特に水質が酸性であるほど不安定で一気に下がる。
pHの急激な下降を見落とすと、昨日まで元気にしていた魚が一晩で即死することもある。
生き残っても人間の溺れた後に生還した脳酸欠の後遺症と同じく、プレコの場合は回復まで呼吸と口の動きが荒くなる。
一度そうなると深刻な内蔵ダメージを受け、安静にして回復しても病気や不調が出やすくなる。
水は透明だからと云って水質は良いとは限らない。
日本の水と同じく、透明な水でも危険な場合もある。
見たままを信じずに見えるものの裏側をみるようにしよう。
水質悪化で急激にpHが下がることは、新規導入時に水合わせをしないで魚を入れることよりも魚に負担が掛かる。
例えるなら、塩素などの有害物質を抜かない水を飼育水に使うことは、一般的な日本人の様に毒入り食品を無害だと根拠もなく信じて毎日食し50歳で発病して一生病院に搾取され延命治療されて生きていく程度の事で済む。
然し、急激なpH低下はキッチンハイターを一気飲みするようなものだ。
pH5.0の環境では酸性をギリギリキープするほど高難易度な飼育方法であり、pH6.5からpH5.0に下がるのとでは訳が違う。
低いpHほど一気に下がりやすくなり魚は死亡リスクが跳ね上がる。
故にpHモニターは酸性飼育の必需品である。
オメガワンをプレコのおやつに買った
オメガワンというエサもプレコ達のおやつに購入してみた。消化に悪い小麦を使わないで天然サーモンを入れているというエサ。初日食べなかったのだが、今では入れると完食する。スイカの大好物だ。型崩れもしにくいし、これを食べた糞は浮いているので良い餌を紹介してもらった。
余談だが、養殖サーモンは添加物で危険である。
では何故サーモンが入った餌を購入したのか。
理由は、アラスカではサーモンの養殖が禁止されているからだ。
故にアラスカ産サーモンのみで製造されていることに天然であることが保証される。
それで餌の安全性を確信し、我が家のプレコ餌に採用させてもらった。
話に戻るが、この60㎝プレコ水槽のスイカの主食はレパシーの動物性と植物性を混ぜたゲルフードをメインで与えている。
それにグロウEも添加している。
餌は1日2回ゲルフードがメイン。
グロウEは一度に5粒くらいを一日2~4回水槽に撒いている。
それのほかに今回のオメガワン1粒と流木爆食いである。
だが、太る訳でもなく調子が良いのは強い水流のおかげか。
ロイヤルプレコは人に懐く
今回スイカショットがないので、何とかして引き籠っているスイカを引きずり出して激写した。
引きこもっているといっても、最近では水槽を叩いたり私の姿を見ると寄ってくるようになってきている。
今までロイヤルプレコを複数を飼育してきた。
その経験で共通してたことは、どの個体もロイヤルプレコは他のプレコよりも人に懐く。
L24(スカーレットトリム系)なんかも個体によっては人に懐くが、ロイヤルは特別に懐きやすいと思われる。
それがロイヤル系の魅力の一つであることには間違いないだろう。
いずれにせよ、このスイカはノリが良いので、いつかは餌を爆食いしている動画も撮影できそうだ。
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