ブルカミアG仕様の30cmグッピー+プレコ水槽の底面フィルターが歪んで不安定になったので、底面フィルターを交換してリセットしました。
この記事は2023年に一部書き直してます。
基本的には当時の文面のままで、後半に必要に応じて追記した感じ。
新しい底面フィルターは色々テストして選んだアクアシステムのプロジェクトフィルターをチョイス。
画像の様に3つ付けたら30cm水槽にちょうど良い大きさ。
これで水槽の端から端まで均一に濾過できますよ。
ポンプはアクアシステム GF-300
使うポンプはアクアシステムのポンプ「GF-300」です。
このポンプは30cm水槽なら十分な流量で音が静かだし、消費電力3Wで気に入っている。
細かいスリット
アクアシステムのプロジェクトフィルターのスリット部分あが細かい。
ちなみに以前使用してたニッソーの底面フィルターだが、安い分だけに底が空洞だし個体差もあって使っているとABSが歪んで砂利をかんでいた。
プロジェクトフィルターは筒状でサイドに均一にスリットがあり、個人的に一度も目詰まりした事がないので信頼しているし、水草植えるのにも構造上で適してる底面フィルターではないだろうか。
水草やるなら外部にしたいけれどね。
30㎝水槽にセットする
なんだかんだいってグラディ300にセットしたところ。
見ての通り、ポンプ、フィルター、水槽はアクアシステムの製品を使用。
ブルカミアDを入れる
中に敷くソイルは、超高級ソイルで有名なブルカミアD。
一応、弱酸酸性でプレコに適した水質になるソイル。
ブルカミアというソイルは、株式会社広瀬という会社のソイルで地元にもヒロセペットというお店がある。
ヒロセペットは、あくまで個人的的な意見としてメーカーについてはノーコメントだが、地元店には好きな店員さんが多くてアクアをやるきっかけになったお店なので感謝はしている。
で、実際にブルカミアの性能はどうかというと・・・個人の意見としては確かに良いソイルではあると思う。
しかし、底面フィルターの知識と経験があって管理ができる者でなければブルカミアの性能を発揮するのは難しいだろう。
要は、ブルカミアは初心者向きじゃない。
初心者というものは魚に餌をやりたがるものだ。
そのほとんどが餌をやりすぎて失敗する道を突き進む。
故にソイル+底面フィルターって飼育方法は床掃除が非常にやり難いし、でも床掃除しないとマズイ事になる。
出来るだけ床掃除を避ける方法だと、餌を極力あげない飼育方法があるが、餌をあげないといけない種類の魚や飼い方には底面方式は向かないと思う。
うちはプレコに餌やりまくりで底面フィルターでやっているが、ちゃんと掃除しているので死人はいないです。
ブルカミアは6㎝敷く
底面方式の話はここまでで・・・話に戻るとブルカミアは6cmを目安に敷けば良いらしい。
楽天レビューとか見ていると、たまにブルカミアを間違った使い方で酷評されているが、ブルカミアは基本底面方式+水中ポンプで使うものです。
あと、仕上げのバクターDDも忘れちゃいけない。
今まで何袋もブルカミア使ったり外部フィルターの中に突っ込んだりしているが、pH安定度はプロジェクトソイルとかよりも狙った値にド安定という感じ。流石高いだけはあると思う。
ブルカミアGなら7.2、ブルカミアDは6.5といった具合にね。
全てセットしたので水槽に注水した
水槽に注水した水は、アクアシステムのCLCでカルキ抜きした水を入れました。
画像のバケツは、注水作業に便利なアクアシステムのコック付きバケツ。
コレ1個持っていればチューブなしで点滴もできるし、まさに一家に一台という便利さ。
ところでCLCって10ℓに対して2mlとか、1ℓ1mlとかボトルで書いてある事別なんだが、どっちが正しいのだ?(うちは5ℓに1mlで添加している。)
ブルカミアはプロジェクトソイルに比べると崩れやすいので、注水は特に慎重に行う必要がある。
発泡スチロールの板を使ったり、アクアシステムみたいに袋を使って注水したり人其々・・
自分流は、こうやってポンプにぶっかける事で水圧が土に行かないようにしてる。
30㎝プレコ水槽完成
この後に空回しして1時間後にバクターDDを入れて、空気がよく水槽に入るように水槽の蓋を開けて更に24時間置いた。
土の中の気泡が抜けて水が安定したら、札幌で買ってきたグリーンロイヤルとインペリアルペコルティア2匹、コリドラス2匹を投入した。
1週間経過しても水は透き通るような透明感。
暫くは、この5匹で様子見てます。今のところ順調にアンモニア、亜硝酸出ません。・・いずれ出ますが。
あれです。今回入れすぎですが、ブルカミアにしても30cm水槽で立ち上げの時に入れる魚の数は少ない方が良いですね。できれば2匹程度。
今後は、一度亜硝酸出て消えて安定したら本格的なレイアウトとかする予定。
1週間後大量の亜硝酸発生で、セイルフィンプレコとコリドラスの計2匹で様子をみた。
ブルカミアで立ち上げると亜硝酸
当時の私は水換え不要で勧められたブルカミア飼育で、亜硝酸に苦しめられていた。
亜硝酸は猛毒のアンモニアよりはマシでも、長期的にみたら魚に確実に蓄積されて影響が出る毒なので軽視できない。
できる事なら亜硝酸を分解できるバクテリアを待つ間は、亜硝酸を極力発生させない水質管理を心掛けたい。
初心者は亜硝酸に注意
飼育初心者こそ、アンモニアよりも亜硝酸に気をつけるべきだ。
理由は、アンモニアは換水で簡単に減らせれるが、亜硝酸はそうはいかないからだ。
初期のバクテリアが定着してアンモニアが検出されなくなると亜硝酸の時期が来る。
急に亜硝酸濃度が高くなって焦って大量換水すると、亜硝酸を分解するバクテリアが早く定着してくれなくなる。
この時期に大切なのは、餌の量をコントロールして毎日糞掃除をする。
換水は経験上、毎日1/3~1/4すればいい。
ブルカミア水槽で亜硝酸が出るのは毎回だが、上記を守ると約1週間前後で亜硝酸が消えて安定する。
水質は目に見えないので、特に初心者や水槽立ち上げが多い人はpHと亜硝酸検査薬は持っておいた方が良いと思う。
私の場合、当時は亜硝酸が危険値まで検出されたら水換えだけではなく、別水槽へ半分の量の魚を移した。
理由は「常に鰓からもアンモニアを排出し続ける魚」を減らすことで、亜硝酸の増加を停止させる事が目的だった。
経験上、水槽というものは、一回安定さえしてしまえばバランスを崩すようなことしない限り、アンモニアや亜硝酸は検出されない。
その代わりバクテリアが亜硝酸を分解した硝酸塩が水槽に蓄積される。
この硝酸塩の濃度を測って水換えのタイミングを視るのがセオリーだ。
故に、試薬はTed Seano検査キットが亜硝酸と硝酸塩をみることができて精度も高いのでおすすめ。
ブルカミアの品質と広瀬について
以前、ブルカミアと亜硝酸についてメーカーに問い合わせたことがある。
メーカーも亜硝酸が沢山検出され続けるのは原因が判らないらしい。
何でも九州の阿蘇の土を使っているのだそうだ。
それで私の買ったブルカミアに農薬が偶然入ったのかもしれないと店頭で告げられた。
品質管理が適当どころか、土壌検査もしてないのか。
然し皮肉にも、このヒロセペットと云う怪しいお店こそが私がアクアリウムを始める切欠になったのも事実。
実はヒロセペットの社長にも実際一度会ったことがある。
仲がよくなった従業員もいて、初心者に水替え不要とか云って売りつけるヒロセ商法はどうかと直接意見したこともあった。
その従業員は食っていくには仕方がないとか抜かしていたが、生き物を扱う以上、特に初心者には熱帯魚飼育は管理に手間がかかるということを教えて欲しいものだ。
そうすることで、安易な気持ちで始めた初心者が飼育放棄することも減るだろう。
私が世の中の事で思うことがある。
ペット事業はクズが多い。
水量によって入る酸素量というのは上限が決まっているが、水中ポンプのエア供給だけよりもエアレーションをして空回しした方がバクテリアへの酸素供給量が増える。